The Story
出羽桜酒造の成り立ち
昭和時代に至るまで、仲野家には三つの酒蔵が存在していました。
酒蔵がある山形県天童市は、東京から北へ300キロメートルに位置する、人口約6万人の静かな町です。山形盆地に位置し、高い山々に囲まれた天童の夏は非常に暑く、気温が35度を超えることも珍しくありません。一方で冬は、積雪が1メートル以上に達する豪雪地帯でもあります。
この厳しいながらも豊かな自然環境と気候が、この地を米や果物の一大産地へと育みました。私たちはこの良質な米を使い、今も手造りの酒造りを守り続けています。例えば、すべてを手作業で細やかに管理できるよう、あえて小さなタンクを使用しています。これにより精密な温度管理が可能となり、高品質な酒を小仕込みで丁寧に醸し出すことができるのです。
The Sake
吟醸酒普及のパイオニア
1980年、出羽桜酒造は「桜花吟醸酒」を発売しました。これは、当時としては酒蔵初の画期的な試みでした。当時は、吟醸酒といえば主に品評会のために造られるもので、「吟醸」という言葉自体が一般にはほとんど知られておらず、酒造りに関わる者だけが知る特別な言葉でした。 しかし、私たちは「吟醸酒の素晴らしさを多くの人々に楽しんでほしい」という想いから、一般の方々にも手に取りやすい価格で販売することを決意しました。この「桜花吟醸酒」は爆発的な人気を博し、日本中にいわゆる「吟醸ブーム」を巻き起こすきっかけとなったのです。
The Sake
桜花吟醸酒の栄光
2008年、桜花吟醸酒は株式会社フルネットが発行する権威あるガイドブック「地酒人気銘柄ランキング」の吟醸酒部門において、12年連続で第1位に輝くという快挙を成し遂げました。
また2011年には、英国最古のワイン商であり、英国王室御用達としても知られる「ベリー・ブラザーズ&ラッド」が、その長い歴史の中で初めて取り扱う日本酒として桜花吟醸酒を選出しました。これにより、本場の吟醸酒が世界中の愛飲家へと届けられることとなったのです。
さらに、桜花吟醸酒の華やかで豊かな香りは化粧品業界からも大きな注目を集めました。P&Gマックスファクター社の高級スキンケアブランド「SK-II」の新製品開発において、その香りのエッセンスが採用されるなど、日本酒の枠を超えた評価を得ています。
出羽櫻酒造から
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