The Story
会津の自然と地理
会津は福島県の西部に位置し、東に奥羽中央分水山脈、西に越後山脈、南に帝釈山脈、北に飯豊山脈から吾妻山に連なる山間部に囲まれた地域です。そのなかで、南北に長方形にひろがる会津盆地の河川は、本流阿賀川と、その支流からなり、南に湯川、日橋川、大谷川、伊南川、只見川、北から大塩川、濁川、田付川、押切川、一ノ戸川など阿賀川に合流しています。
盆地の縁辺部には大小河川によって形成された扇状地形を分布させ、礫や砂といった粘土質の層にふくませた豊かな湧き水が、盆地を潤しています。
また、山間部を含めて気温が零度以下の日が、年間平均して百四十日以上となっており、この寒冷の雑菌が少ない期間がお酒造りにとても適しております。
一方で気温が二十五度以上の日は年間約百日をこえており、夏から秋にかけてお酒に熟味、深みを加える要因となっています。
春夏秋冬における寒暖の格差、豊かな水資源、そして、良い米を育てる肥沃な大地。会津は、お酒造りに適した気候条件と、自然に恵まれた土地なのです。
The Sake
米へのこだわり
当蔵は、大きく分けて「会津・福島県産」の米、「県外の名産地」の米を使用して酒を造っております。
「会津産酒造好適米」
米の熟成には、稲の穂が出てから刈り取りまでの平均気温が二十二〜二十四度であることが最も適しているといわれています。
会津の気候はこの条件にぴったり合致します。また、粘土質の多い地質も米の熟成に貢献しています。
粘土質の土壌は水や養分をしっかり保持し、稲に十分な水分と栄養を与えてくれます。
これらによって、米の粒が大きく育つのです。
「県外産酒造好適米」
古くから伝わる日本酒の好適米産地は、現在にも引き継がれ、各地域の気候・風土により、醸造適正・出穂成熟期・耐冷性・耐倒伏性等、特徴の異なる酒造好適米が生産されています。
播州(兵庫県)、備前(岡山県)はじめ、当蔵は名だたる名産地の特化した米でも酒造りを行います。
The Sake
仕込水・精米
私たちが造る日本酒に使用する「米」は、一般的な精米歩合よりさらに磨き上げ日本酒造りに使用します。米は高精白になるほど日本酒の製成量は減少しますが、酒質は洗練され綺麗な味わいとなります。
日本酒造りに使用する「水」は、私たちが住む山々に囲まれた会津盆地の磐梯山が源流となる、雪解け水の地下水をくみ上げ使用しております。
毎年、気温が変化する中で育った酒米の状態は米の硬さや溶け具合が異なるため、目指す酒質に合わせ使用する水の温度、使用時間を変えることが必要になります。蔵の室温、水温、米の品温、米の水分含有量から吸水時間をその都度割出し、秒単位まで突き詰めた洗米、浸漬(吸水)を通して、蒸米されるまで米が理想の吸水状態になるよう常に計量・計測を重ねて丁寧に原料処理を進めます。
From Miyaizumi Meijo
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